和光小学校校長ブログ「子どものなる木」「いいこともいやなことも、たくさん心が動いていく1年に」 ~学級通信に込めた想い その4~




「緊急事態宣言」が出ている中、感染対策を万全にして園生活、学校生活を進めています。


前回、“1年生歓迎イベントは一段落”とお知らせしましたが、今週、5年生が1年生に読み聞かせをする会が、クラスごとに行われました。5年生はペアの1年生のことを思い浮かべ、本や紙芝居など選んで読む練習をしました。当日は1年生、5年生の教室、図書室、手仕事の部屋などに分かれての読み聞かせ交流、共にマスクをしたままでしたが、目元の表情で気持ちを伝えあっていました。何組かが同じ部屋にいるのですが、1年生は読んでもらっている本や紙芝居に集中して聞き入っていました。


幼稚園では421日に「新しい子どもを迎える会」、430日には「こどもの日集会」を、1組、2組縦割りで分かれて芝生の広場で行いました。


「こどもの日集会」では、3歳児花組の子どもたちも、子ども一人一人を大切にするための日として「こどもの日」が定められたという副園長の話に耳を傾け、大型絵本の読み聞かせに見入っていました。去年は揚げることができなかった大きな鯉のぼりも澄み切ったあおぞらに元気に泳いでいます。例年、星組の父母のみなさん手作りの鯉のぼりが「こどもの日集会」で披露され、子どもたちは鯉のぼりのおなかをくぐり抜けることを楽しみます。が、今年もそれはかないませんでした…… 来年こそ“こいのぼりくぐり”ができますように!


今回は幼稚園の学級通信のタイトルに込めた想いを紹介します。


花にじグループ 「ゆらゆら」 担任の好きな絵本の中に『ゆらゆらばしのうえで』(作:きむらゆういち 絵:はたこうしろう 福音館書店)という絵本があります。今にも崩れそうな橋の上に取り残されたウサギとキツネ。<ゆらゆらする橋の上で心がドキドキと動く内容です。子どもたちの幼稚園の1年もいいこともいやなこともたくさん心が動いていく1年になっていってほしいなと思い>このタイトルに。語感も気に入っているそうです。


花かぜグループ 「わっはっは」 初めての集団生活はドキドキの連続です。<子どもたちにとっては、楽しいことばかりではなく、悲しいことや悔しいこと、痛いこともあるでしょう。でも、そのすべてが子どもたちの成長の過程です。子どもたちの毎日を大人たちみんなで「わっはっは」と笑いながら、大きく見守っていきたい>、そんな願いを込めて。<大人も、人に話すことで肩の力が抜けて笑えるようになることも。みんなで子育てを楽しむチームになりましょう!!>


花そらグループ 「はじめてがいっぱい!」和光幼稚園で初めてクラスを受け持ちます。<これからの新しい生活に、お家の方も子どもたちもドキドキわくわくで胸がいっぱいかと思います。>担任も同じ気持ちです。<“はじめてがいっぱい!”が私にとっても子どもたちにとっても多くある1年、様々な出会いを楽しく過ごしていきたいす!泣いたり、笑ったり、怒ったり…いろんな子どもたちの姿を一緒に楽しんでいきましょうね!たくさんお話しできると嬉しいです♪> 


1組 「まるかーと」  今年度も、音楽用語から。「1音1音はっきりと」を意味する“マルカート”、「1音1音しっかり意識して」「どの音も強調して」というイメージで、<1人1人の姿・個性が伝わるように描いていきたいな、という思いを込めて>このタイトルにしました。<「この子ってこんな個性持ってるのね~!」「こんな面白い子なんだぁ」「この子はこんな葛藤してるのね~」なんて、他の子の姿も我が子のように楽しんでもらえるように>との願いも込めて。


2組 「きみとともだち」 <個性的な面々が周りの友だちとつながっていく姿が月組の生活の中でみられたらいいな!と思い>このタイトルに。月組は友だち同士の関わりが生まれたり、広がったり、そのなかで悩んだり、様々葛藤する姿が見られる時期でもあります。<そんな姿を大事にしながら、子どもたちの色々を大人はどんと受け止め、子どもたちってかわいいな、おもしろいなと思えたらいいなぁと思っています。>というメッセージを込めました。


1組 「ホシガラス」 一家で登山を楽しむ担任は、高山植物、野鳥への造詣も深く、今年は高山に住む鳥の名前に。<高山に住む体長 35 センチほどの鳥。体の模様が星空に見えることから名前がつきました。かわいいんですよ~!>と第1号でホシガラスを紹介しています。漢字では「星烏」と書きます。カラス科ではありますが、ふだん町の中で目にするハシブトガラスと同じ仲間とは思えず、カラスという名前から受けるイメージからはほど遠い姿です。


2組 「あした、てんきになあれ!」 月1組担任からお隣のクラスの担任になりました。<まだまだ先が見通せず、暗ーい気持ちになってしまいがちな世の中ですが、そんなモヤモヤとした気持ちを吹き飛ばすように、元気に明るく雨の日も晴れの日も、星2組の子どもたちと幼稚園生活最後の一年間を楽しく過ごしたいと思っています。> 明日もきっと楽しいことが起きるはず!と前向きな気持ちを込めて。


星組は両クラスとも、おにごっこで駆け回っています。




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