和光小学校校長ブログ「子どものなる木」「今年もコロナに負けないように、面白いことをたくさんやって、面白い勉強をして、面白い一年にしていきましょう!」~学級通信に込めた想い その3~




新年度が始まって2週間余りが経ちました。1年生は上級生との交流が続き、21日には「1年生と6年生が遊ぶ会」、その後クラスごとに1年生と2年生が遊ぶ会を行い、1年生歓迎イベントは一段落です。
「1年生と6年生が遊ぶ会」は6年生が内容を考え運営もすべて自分たちで行います。つなひき、たからさがし、紙コップつみ、さかなつり、わなげ、ボーリングなどなど。6年2組で行っていた“もぐらたたき”では大きな段ボール箱の中に2人の6年生が入り穴から腕を出したり入れたり。中腰での“もぐら”はさぞ大変だったことでしょう。ペアの1年生に優しく寄り添う6年生の姿がステキでした。
年度初めの学年親和会、学級親和会は全学年が終わりました。役員の方々の新旧引継ぎ、親和会総会、と今年度の親和会活動も動き始めました。昨年度は長い休校開けからの親和会活動、それもできないことがたくさんあり、とりわけ役員のみなさまにはご苦労をおかけしました。1年間、ほんとうにありがとうございました。そして、新年度役員をお引き受けいただいたみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
3度目となる「緊急事態宣言」が発出されました。親和会活動など制限させて頂くこともありますが、感染防止対策を十分に行い、できる限りの教育活動を進めていきたいと考えています。

今回は高学年、5,6年生の学級通信のタイトルに込めた想いを紹介します。

5年1組「SariSari」タガログ語で「多様な」という意味だそうです。高学年になった子どもたちに“多様な”仲間と共に“多様な”学びを広げていきたいという願いがこもっているように感じました。<五年生は「縁の下の力もち」と言われたりしますが、わたしたちが動かなければ始まらない・・・というくらいたよりにされる存在でもあります。>と、第1号でのメッセージです。さっそく入学式の会場づくりに力を発揮してくれました。

5年2組「Candy」タイトルには<色とりどりの自分の個性、仲間の個性を大切にしてほしいという願いを込め>ました。公立の小学校から来たばかりの担任は、和光小学校の高学年との出会いに、ジャン・コクトーの詩、「君たちに」をプレゼント。そして第2号では<「どんなクラスがいいクラスなのか?」「どんなリーダーシップが大切なのか?」また「どんなフォロワーシップが適切なのか?」そういうことを考えながらよりよい自治を目指していきたい>とメッセージを。

6年1組「ちゅらさん」6年生は毎年ウチナーグチ(沖縄方言)でのタイトルです。1,2年生でもクラス替え前の半分の子どもたちを担任しました。タイトルは「ちゅらさん」に。<「清らさん」と書き「心が清らかな人」という意味。そんな人を目指していきたい。「美ら海」のように今は美をあてて書くことも多いようですが、本来は「清ら」(美しい、清らか)だったようです。>との願いを込めて。さっそくチラガー(豚の顔)を見せ沖縄の食文化に誘います。ゴーヤも育てよう、と子どもたちと一緒にプランターに種を蒔きました。

6年2組「うむしるむん」<「面白物」または「面白者」、「おもしろいもの」という意味です。エイサーのはやし言葉に「七月遊びや面白むん」と入っています。今年もコロナに負けないように面白いことをたくさんやって面白い勉強をして、面白い一年にしていきましょう!>学級開きでは「ちんすこう」を渡し「これでクイズをつくってみて!」と言うとたくさん出ました。<「モノからナゾ、疑問を見つける」という大事な方法を、みんなは5年生までにしっかり身につけてきたんだね。>と沖縄学習びらきとなりました。

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