和光小学校幼稚園校園長ブログ「算数レポートがおもしろい」
今日は、6年生の算数「単位あたり量」のレポートを共有したいと思います。
それぞれが興味あることをテーマに決めて、「単位あたり量」を調べてきました。あ
る生徒は、冬休みに箱根駅伝をテレビで見て、優勝した青山学院大学の「100メートル
あたりの速さ」を調べてきました。すると、1番速いのは6区の100メートルあたり16
秒、1番遅いのが5区の20秒、他は17~18秒ということがわかりました。彼は、自分
が運動会の時に測ったグラウンド一周(おおよそ100メートル)のタイムが18秒だったの
で、自分が全力ダッシュで走った速さで20キロ以上走り続けているということ、テレ
ビではわからないけれどすごく速いということ、体力がすごくてそのためにはすごく
練習したのだろうと感想に書いていました。
ある生徒は、家の近くの環八通りがいつも混んでいるので、どのくらい車の流量が
あるのかを調べてきました。2日にわたり、3か所で3回計測し、1番通った台数が
多かったもので計算しました。その結果、日曜日に1分間あたり42台が通っていて、
日曜日のほうが混んでいるようだ、とまとめてきました。他の通りから右折する車が
多いと渋滞になりやすいことにも気づいたそうです。
「たけのこの里」が好きなある生徒は、「たけのこの里」を色々なお店で購入し、ど
のお店が安いのか、1箱あたりいくつ入っているのかを調べ、1個あたりいくらなのか
、平均はいくらなのかを調べてきました。結果、自分の予想に反してスーパーではな
くある薬局が安いこと、1箱あたりの数が多くは30個なのに31個のものもあること、
一番安いお店だと1個あたり5.3円になるのに対し、一番高いお店(コンビニ)だと1個
あたり9.5円になること、平均は1個あたり7.1円だったということです。
他にも、自分の生活から身近なものをテーマにして算数と結び付けたおもしろいレ
ポートがたくさんあったようです。自分の生活実感が「単位あたり量」として数字で
表され、「算数の世界」から実感する・・・和光小学校で大事にしている学びです。